昨日、地震後初めて実家の様子を見に行ってきた。
なんで昨日まで行かなかったかっていうと、おとんとLINEで連絡を取っていて、なんともないと聞いていたから。
実家(登別)とうち(室蘭)比較
1.クローゼット
■実家(引き戸)
1個の部屋の3枚立てのクローゼットは全開にあいたそうだ。ものは落ちていない。
もう1個の部屋の3枚立てのクローゼットは、クローゼットの中のものが落ちてひっかかったからあかなかったそうだ。
■うち(折れ戸)
もちろんあいてない。大工さんいわく「このクローゼットの中身が出るときは、クローゼットがちぎれるぐらいの震度のとき」とのこと。クローゼットがちぎれる?
2.仏壇
■実家(にしかない)
全部落ちたそうだ。線香たても。
ところが、仏壇の前に、仏壇用の防炎マットを敷いていて、その上に線香たてが落ちたもんだから、灰はマットにキャッチされて、その下の畳の目に灰が入ることはなかったそう。仏壇用の防炎マット、こういう意味で大事かも。
3.キッチン
■実家
吊り戸棚(片開き)はあかなかったそう。
だけど下の引き出しは全部出ていたとのこと。
■うち
吊り戸棚(片開き)はあいてない。
引き出しも出てない。
4.本棚(扉なし・片開き戸)
■実家(扉なし・片開き戸)
扉なしの本棚はもちろん本が落ちた。片開きの戸がついた本棚も戸が開いて本が出たそうだ。
■うち(扉なし)
扉なしの本棚だけど、1冊も本は落ちてない。
5.食器棚
■実家
今日のポイントはここです。いいですか?試験に出ますよ。
引き戸の食器棚。
しかもいまどきの軽く開くやつじゃない。戸の枠も木で出来ているからそこまですべりがよくない。
うちのおかんは、それはもう昔から(私が子どもの頃から)「絶対食器棚は引き戸じゃなきゃだめ。片開きとか両開きだと地震の時に食器が出て割れるから。絶対引き戸!」と再三言っていた。
その結果がこれ。
積んでいる皿が斜めになっても、ガラスの戸に支えられて、割れることも崩れることもなかったそうだ。びっしり物が入っていることも良かったのかもしれない。
いいですか。食器棚は絶対引き戸です。
■うち
片開き戸。開いてもいないし出てもいない。
同じ引き戸なのにあいたクローゼット、あかなかった食器棚
実家では同じ引き戸なのに、クローゼットはあき、食器棚はあかなかった。
扉の重さの問題?
今のクローゼットは軽い力であくよね。
食器棚は先ほど書いたように軽くあくタイプじゃない。
そう考えたら、軽くあく引き戸の食器棚じゃダメかもしれない。
実家のほうがだいぶ揺れたっぽい
なんともないとは聞いていたけど、うちより実家のほうが全然揺れたっぽい。地盤のせいかな。
それでも食器棚から食器が出て、割れて、っていうことにならなくて、本当に良かった。
「食器棚自体がちょっとずってた(動いてた)から、押して戻したよ」とおとんは言う。そんな程度。
片開き戸にはキャビネットロックを
子どもがいるおうちだと、いたずら防止につけてるかもしれないですね。うちも食器棚(食器棚っていうか、カラーボックスに扉つけてるだけ)の背が低くて90cmしかないとはいえ、キャビネットロックをつけたほうがいいかなと思ってる。こうしてこの記事を書いている間も揺れたし。
便座にさ、8時間切ボタンがついてるの。
「もう今日トイレいかないし、起きるまで8時間あるから、押しておこ」って思って押すじゃん。
でもそういうときに限って夜中にトイレに起きたりする。
そして
しゃっこい!(>O<)
ってなる。
そう、停電でわかったこと。
停電とは便座がしゃっこいということ である。
(文・吉田一美@地震停電をふりかえり防災意識を高めつつ、いぶりを、そして北海道をささえる行動をとりつづけたい)
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