地震そして停電#すきあらば外で肉を焼こうとする道民

※写真は5月のです。たけのこ焼いてるでしょ(笑)


北海道のホームセンターで働いている方「炭・網・七輪・トングなどを買い求める方が非常に多い」ジンギスカンやBBQで楽しく乗り切ろうとしている道民の心意気

というまとめがあがっています。当たり前のことだと思っていたのに「心意気」とかタイトルをつけられちゃって、えっ、えっ、ってなった私。気になりすぎて、いろいろ考えました。


夏が短いから?

ちょっと天気が良くなったり、ちょっと気温が高くなったりすると、すぐ外で肉を焼き始める。ホームセンターでも炭を買う人があきらかに増えるし。

北海道は半そでで過ごせる期間が短い。特に夜まで半そででいられるのは実質1か月もないと思う。だから、ちょっとあったかくなると「外で肉焼いちゃう!?」みたいになるのか。

今回も地震があった2018.9.6、気温が高くて天気が良かった。仕事が休みになった人も多い。もしあの日「気温が高い+天気がいい+仕事が休み」の条件がそろっていたら、停電してなくても外で肉を焼く人は多かったのかもしれない。



人が集まるとジンギスカン

これはもう長い間つちかわれてきた文化。「気温が高い+天気がいい+仕事が休み」で、家の電気つかないし、みんないるし、外でジンギスカンする?っていう。



戸建てが多い

札幌の住宅街だとBBQを禁止にしている町内会もある。私の友人が住んでいるところが実際そう。住んでから決まったことだから、友人は無視してBBQしてるけど(笑)。私もたぶんそうする。事前に決まっていたならそんなところには住まない。

戸建てが多くて土地が広いから(新しい戸建てだと1戸に2台分の駐車スペースを持っている家が普通)BBQをやれるんだよね。



娯楽が少ない

都市部に比べて、地方は娯楽が少ない。停電していなくたって、晴れた休みの日に出かけるようなところなんてそうそうない。買い物を楽しむったって、60km先のイオン苫小牧か、120km先の三井アウトレットパーク北広島か、札幌市内。遠い。

ガトーキングダムも、モエレ沼公園も、スポッチャも、子供向け室内遊び場も、地方にはないのだ。ましてや停電。ガソリンを無駄に使うことも出来ない。

家で出来る楽しいことといえばBBQ!となる。



「楽しく乗り切ろうとする心意気」だったのか

もちろんそういう人もいたと思う。子どもたちを不安にさせないように、BBQやって楽しい気持ちになろう、と。

だけど、実際のところあんまり深く考えてなかったんじゃないかなと個人的には思う。

・停電で肉がとけちゃう

・みんな仕事休み

・あったかくて晴れてる

・信号消えてるしガソリン無駄に使えないし家にいるしかない

・でも家にいても電気がつかなくてヒマ

外で肉焼く?


それを道外の人が「心意気」とか「おおらか」というならそれはそれで素敵なこと。




外で肉やら魚やらを焼いて食べるのって、おいしいもんね。

なんせ主婦は料理しなくていいしさ。

ラクで、おいしくて、楽しい。

外メシさいこー。


(文・吉田一美@「BBQ」とは私は呼ばないです。あくまでも「焼肉」。BBQってステンレスの串にとうもろこしとかが刺さってるって感じで。)

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