ノンフィクションを滅多に読まない私も、この帯のコピーに惹かれて買っちまいました。
将棋のプロ棋士になるためには、師匠となる人が必要。その、師匠と弟子のつながりを書いたのがこの本です。
「師弟」の関係性がすごく面白くて、親子とも違う、先生と生徒とも違う、強いつながりを持った他人同士の絆が独特だし、熱いものがあります。
また、テレビやネット中継では伝わらない、人間同士が戦うことの厳しさが描かれていて、そういう部分も胸に迫ります。
まだ2/3くらいしか読み進められていないけど、いい作品。将棋を好きな人なら読んで損はない(はず)。
それと、3月のライオンの11巻発売記念で開催されたキャンペーン「三月のライオン×11人の棋士」、このビジュアルもコピーもとても秀逸だと私は思います。
人生を、戦うものたちへ。
いいコピー。
このコピーを見ると、いつも
私、全然戦ってねぇな。
と思います。
だからこそ、戦う人、今は将棋の棋士に心惹かれるのかもしれません。
(文・吉田一美(基本、口が悪い人なんです))
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