(2018年9月7日1時半すぎ、大幅に加筆修正。)
(現在2018年9月7日22時すぎ、停電2日目の夜。スノーピークのランタン「ほおずき」に照らされながら、iPhoneとBluetoothキーボードでこれを書いています。後日改めて写真を追加します)
緊急地震速報
2018年9月6日木曜日、午前3時すぎ。緊急地震速報が鳴る。当然爆睡していたからなんのこっちゃピンとこないうちに激しい揺れ。ベッドの中にいて当然何もできなかった。
揺れが収まってリビングに行こうとすると、いつもつけっぱなしの階段の電気が消えてる。停電したなとその時わかった。
リビングは全然何も散らばったりしていなかったので、二度寝しよう、と思うものの気付いた。
私、下パンツじゃん。
余震がきて避難することになったら困るからとりあえずジャージをはく。
さて、寝よう。
と思ったものの、余震が続いて全然寝られない。あきらめて起きる。
やっと外が明るくなってきたような時間。電気も通ってないしやることがない。いろんな人とSNSで安否確認をする。みんな無事。
停電
数年前にも大停電を経験しているし、キャンプ道具があるからどうってことはない。「でも今日最高気温27度なんだよなぁ」と思い出す。エアコンは使えないし…あ、でもいいや、扇風機使えば。
…バカか。完全に平和ボケしてる。停電なんだから扇風機がうごくわけねぇ。
会社休みの連絡
会社があるところも停電しているとのことで、自宅待機の連絡がくる。
Sora cafe 玉子サンド
この日は本来グリンデパートでうまいもの市が開催される日。
Sora cafeさんの玉子サンドを3つ予約していた。
うまいもの市やれないだろうな、と思っていたら
sora cafeさんから連絡がくる。
「玉子サンド作れたんだけど、お店で売ります。取りに来られますか?」
と。
もちろん行くさ!
せっかく作ってくれたんだし、こんなときにおいしいものが食べられたら気分上がるだろうから。
ひま
余震が続く。Twitterを読んでいると断水は遅れてやってくるとの情報。知らなかった。お風呂と溜められるだけの入れ物に水を入れる。
ひま。
Twitterを読んでいると、地元のいろんな情報が入ってくる。これ、重要な情報だよな。でもお年寄りには伝わらないよなぁ。
おもむろに、家の前にある町内会の掲示板を見に行くと、勝手に貼れそう。
Twitterで得た情報を、コピー用紙にマジックで転記していく。伝わりやすく加筆修正を加えて。だって私は「伝えるべき人に伝え、行動させる」を仕事にしているのだから。
そして町内会の掲示板に「無断で」貼り出す。
私はここの町内会の総務部長だから怒られやしない。
結果、この日はとても天気が良くて外を歩く人が多かったから、たくさんの人が足を止めて読んでくれていた。役に立っただろうか。
ひま。
水が出るんだし、天気も良いから洗濯しよっかな。
バカだ…完全に平和ボケしてる。(本日2回目)停電なんだから洗濯機がうごくわけねえ。
ひま。
Twitterを読んで、通電火災というものを初めて知る。
ブレーカーを落とし、コンセントを抜く。家中にこんなにコンセントがあるなんてとあらためて思う。
またひま。
Twitterを読んでると、今日の地震が余震で、本震がこれからかもしれないという話が出ている。それもそうだ。東日本大震災だって熊本の地震だってそうだった。
避難道具を準備しようと決める。
『東京防災』を読みながら物を揃え、車に寝袋やら着替えやらを積む。車に積んでおけないものはすぐ持ち出せる場所に置いておく。
ヘルメット?
ヘルメット…自転車用のしかないけどまあいいかこれで。
夜に向けてランタンなど用意する。ランタンはたくさんあるし、電池の買い置きもあるから余裕。コールマンのクワッドランタンと、スノーピークのランタン「ほおずき」を2個。これだけあれば十分。
晩御飯
キャンプの鉄則、ごはんは明るいうちに準備せよ。
というわけで夕方からごはんの準備。うちはIHなので調理ができない。IHの上にカセットコンロを置いて昨日の残り物を温める。
あ、あったまったみたい。
ぴっ。IHの「切」ボタンを押す。もちろん音は鳴らない。
バカだ…完全に平和ボケしてる。(本日3回目)カセットコンロだっての。
寝る
ランタンつけてたら電池がもったいないし、そもそも3時の地震からずっと起きてるから眠い。寝よう。避難してもはずかしくない格好で寝ることにする。靴はベッドの横に置いて。
うちはリモコンで入り切りする照明が付いている。これは停電から復旧するとかならず点灯する。だからもし夜中に復旧したら照明がつくからすぐ気付くね。よかった。
バカだ…完全に平和ボケしてる。(本日4回目)ブレーカー落としてるっての。
こうして地震と停電の1日が終わる。
1つ言えるのは、停電で真っ暗な夜に見た
きょうの星空のうつくしさは一生忘れないだろうということ。
(文・吉田一美@停電が復旧してからこれを書こうと思っていたんだけれど、どうしてもなにか書きたかったし、電池がなくなっても復旧してる人がまわりにいるから、そこで充電させてもらえばいいや、という発想により。)
この記事の続きはこちら
0コメント